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最近見た映画の感想を書く。
本日観た。ほやほや感想。感情だけしかない。
テネット
それっぽいあらすじ。謎の組織に属している男は、あるテロ事件に介入するも任務は失敗。薬をつかい自害するも、なぜか生きており、さらに人類存続にかかわるという重大な任務を請け負う。未来から送られてきたという弾丸が弾倉に”逆行”する銃を手掛かりに、仲間とともに未来とつながりをもつセイターという武器商人に近づくことに。敵も味方もはっきりしない中、男は自身も”逆行”しながら人類を守る戦いに赴く。
HPのあらすじ見返してきたけど私みたいな海外事情とかに明るくなくて観た人は多分あのあらすじじゃ納得しないと思う。あきらかに男、一般の警察とかスワット的な組織じゃないでしょ。特殊部隊ってそんな色んなあるの??
バックトゥザフューチャーとかターミネーターみたいな、不思議な力にはしゃぐ主人公とか見るのが大好きなんですけど、このテネットの不思議な力って割と全人類体験できるから特別感というか不思議な力使ってますっていう気持ちよさがさっぱりないのが新鮮でした。まあ主人公もティーンじゃないしね。不思議なことが男(主人公に名前がないので便宜上)視点でも敵視点でもバンバン起こって、今不思議な力発動してますー!!て魅せ方じゃなくて、今!不思議なことは!起きているが!!そんなこと気にしてると死ぬぞ!!!て魅せ方。スピーディーと言いたいんだと思う。
この主人公に名前がないっていうのが面白くて、名前がないから主役にもなれるし黒幕にも敵にも味方にも何にでもなれるってことなんだね…。役者さんの顔が強面なのも、屈強なヒーローともとれるし髭面で怖い悪役にも観れる。明確に指す言葉がないから輪郭がぼんやりして、名前付きの人物の方に深入りしてしまう…お前だよ、ニール。ニールバディとして優秀だし色男だしいい奴だよ…。
基本男とニールたちは成功体験できなくて、現在視点だともやつくまま話が進むんだけど、"逆行"目線だとそれが成功していることになるのがからくりとしては楽しいんだけど、いまいち現在と"逆行"の境目が理解できなくて素直に喜べないゾ!!”逆行”している人間は肺に空気を送り込めないっていう制限があるのでボンベ的なことしてるのが特徴なんだけど、みんな重装備すぎてわかりにくいよ!!それがリアル!!!
また主人公の味方とされる組織も敵となる組織もさpっぱり情報がない。お前は誰のため何のために戦ってるんだ??ほんそれ。セイターの方が自分のため自殺するためっていう明確過ぎる目的がある方がそら先んじて対策とれるわ。誰が味方かもよくわからん中動ける主人公の方が異常。
あとつらかったのはセイターなる武器商人の奥さんのキャットがつらい目にあうしセイターにめっちゃキレられるんですけど、仕返しが仕打ちに比べてささやかに感じられたこと。もっとやり返してほしかったよ…。セイターもよくわからん、キャットが自分に愛情失せるまで縛りつけて脅迫もして、手放すくらいなら殺すとかいう。なら優しくせえよ…。それは愛情なのか??わけ合っていちゃつくことになった場面とか嬉しそうに見えたよ??どうなの??お前悪魔と契約してもキャットのことは好きなんじゃないの???セイターがそんなにこだわるなら重要なのは自分じゃなくてキャットなのでは?って思ってたけど(もう一人武器商人に会うんだけど、それは旦那じゃなくて奥さんが未来に関する人だった)、今思うとそれ、自分の障害になる主人公に気をかけられていたからなのかな…。こんな感じでだれがどこまで”逆行”している人物なのかさppっぱりわからんとこが怖いところじゃった…。わりかし逆行してるセイターにとってはキャットの反抗は一度や二度じゃないってことだからあんなにキレてたのかな…。
ラストとしては未来を破滅させないために同じことを繰り返すために現在の振り出しに”逆行”し続けるエンドなんすけど、そのたびにキャットがつらい目にあうんならはよう袋小路脱却してほしい…。結局は"逆行"の技術は未来のもので、現在のものじゃないから、できることに限りがあって、何より、"逆行"だから根本の”逆行”技術についての阻止みたいなことが現在に生きている限りできっこないのがつらい。だから”記録”を残して同じことを繰り返して…って途方もないやつじゃん…。未来では未来でだれか戦ってんのかな…でも未来の方が”逆行”しまくりだからどうとでもなっちゃうじゃん??もうこれわかんねえや。
あともう一個、納得して悲しくなっちゃったのは、事象のみ残るから意識は関係ない、みたいな話が出るんですけど、作中がまさにそれ過ぎて無力感に苛まれた…。
祖父殺しの話や過去の自分と接触したら今の自分がどうなるか、みたいなタイムリープしたらだれもが考えうる問題も、実際何でもなかった。(過去の自分と接触は、対消滅するみたいな謎情報を最初に刷り込まれて、途中会う敵が自分自身であると気づかせないようにしてた)悲惨な、失敗した未来を知って挑んでも、事象はたんたんと進むしその思いが不思議パワーを生むわけでもない。作中の人物が"逆行"を体験していても、見た目だけでは判断できない。ものの見方を変えろ(未来では成功だから失敗しろ)、起きたことは仕方ない(起こるべくして起きたから正解)、結果主義の夢のない話だよね…。夢みたいなことしてるのにね…。
批判みたいな感想ばっかなんですけど、タイムリープものの新しい見方になって面白かったです。こういう時間ものにある、過去にみた人物が自分自身だったっていうお約束もあってテンション上がったよね。
本日観た。ほやほや感想。感情だけしかない。
テネット
それっぽいあらすじ。謎の組織に属している男は、あるテロ事件に介入するも任務は失敗。薬をつかい自害するも、なぜか生きており、さらに人類存続にかかわるという重大な任務を請け負う。未来から送られてきたという弾丸が弾倉に”逆行”する銃を手掛かりに、仲間とともに未来とつながりをもつセイターという武器商人に近づくことに。敵も味方もはっきりしない中、男は自身も”逆行”しながら人類を守る戦いに赴く。
HPのあらすじ見返してきたけど私みたいな海外事情とかに明るくなくて観た人は多分あのあらすじじゃ納得しないと思う。あきらかに男、一般の警察とかスワット的な組織じゃないでしょ。特殊部隊ってそんな色んなあるの??
バックトゥザフューチャーとかターミネーターみたいな、不思議な力にはしゃぐ主人公とか見るのが大好きなんですけど、このテネットの不思議な力って割と全人類体験できるから特別感というか不思議な力使ってますっていう気持ちよさがさっぱりないのが新鮮でした。まあ主人公もティーンじゃないしね。不思議なことが男(主人公に名前がないので便宜上)視点でも敵視点でもバンバン起こって、今不思議な力発動してますー!!て魅せ方じゃなくて、今!不思議なことは!起きているが!!そんなこと気にしてると死ぬぞ!!!て魅せ方。スピーディーと言いたいんだと思う。
この主人公に名前がないっていうのが面白くて、名前がないから主役にもなれるし黒幕にも敵にも味方にも何にでもなれるってことなんだね…。役者さんの顔が強面なのも、屈強なヒーローともとれるし髭面で怖い悪役にも観れる。明確に指す言葉がないから輪郭がぼんやりして、名前付きの人物の方に深入りしてしまう…お前だよ、ニール。ニールバディとして優秀だし色男だしいい奴だよ…。
基本男とニールたちは成功体験できなくて、現在視点だともやつくまま話が進むんだけど、"逆行"目線だとそれが成功していることになるのがからくりとしては楽しいんだけど、いまいち現在と"逆行"の境目が理解できなくて素直に喜べないゾ!!”逆行”している人間は肺に空気を送り込めないっていう制限があるのでボンベ的なことしてるのが特徴なんだけど、みんな重装備すぎてわかりにくいよ!!それがリアル!!!
また主人公の味方とされる組織も敵となる組織もさpっぱり情報がない。お前は誰のため何のために戦ってるんだ??ほんそれ。セイターの方が自分のため自殺するためっていう明確過ぎる目的がある方がそら先んじて対策とれるわ。誰が味方かもよくわからん中動ける主人公の方が異常。
あとつらかったのはセイターなる武器商人の奥さんのキャットがつらい目にあうしセイターにめっちゃキレられるんですけど、仕返しが仕打ちに比べてささやかに感じられたこと。もっとやり返してほしかったよ…。セイターもよくわからん、キャットが自分に愛情失せるまで縛りつけて脅迫もして、手放すくらいなら殺すとかいう。なら優しくせえよ…。それは愛情なのか??わけ合っていちゃつくことになった場面とか嬉しそうに見えたよ??どうなの??お前悪魔と契約してもキャットのことは好きなんじゃないの???セイターがそんなにこだわるなら重要なのは自分じゃなくてキャットなのでは?って思ってたけど(もう一人武器商人に会うんだけど、それは旦那じゃなくて奥さんが未来に関する人だった)、今思うとそれ、自分の障害になる主人公に気をかけられていたからなのかな…。こんな感じでだれがどこまで”逆行”している人物なのかさppっぱりわからんとこが怖いところじゃった…。わりかし逆行してるセイターにとってはキャットの反抗は一度や二度じゃないってことだからあんなにキレてたのかな…。
ラストとしては未来を破滅させないために同じことを繰り返すために現在の振り出しに”逆行”し続けるエンドなんすけど、そのたびにキャットがつらい目にあうんならはよう袋小路脱却してほしい…。結局は"逆行"の技術は未来のもので、現在のものじゃないから、できることに限りがあって、何より、"逆行"だから根本の”逆行”技術についての阻止みたいなことが現在に生きている限りできっこないのがつらい。だから”記録”を残して同じことを繰り返して…って途方もないやつじゃん…。未来では未来でだれか戦ってんのかな…でも未来の方が”逆行”しまくりだからどうとでもなっちゃうじゃん??もうこれわかんねえや。
あともう一個、納得して悲しくなっちゃったのは、事象のみ残るから意識は関係ない、みたいな話が出るんですけど、作中がまさにそれ過ぎて無力感に苛まれた…。
祖父殺しの話や過去の自分と接触したら今の自分がどうなるか、みたいなタイムリープしたらだれもが考えうる問題も、実際何でもなかった。(過去の自分と接触は、対消滅するみたいな謎情報を最初に刷り込まれて、途中会う敵が自分自身であると気づかせないようにしてた)悲惨な、失敗した未来を知って挑んでも、事象はたんたんと進むしその思いが不思議パワーを生むわけでもない。作中の人物が"逆行"を体験していても、見た目だけでは判断できない。ものの見方を変えろ(未来では成功だから失敗しろ)、起きたことは仕方ない(起こるべくして起きたから正解)、結果主義の夢のない話だよね…。夢みたいなことしてるのにね…。
批判みたいな感想ばっかなんですけど、タイムリープものの新しい見方になって面白かったです。こういう時間ものにある、過去にみた人物が自分自身だったっていうお約束もあってテンション上がったよね。
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